Brand/
Brooks Brothers x Alden
Tassel Loafers

•Size 9.5 (27.5cm) D Width
•Aberdeen Last
•Snuff Suede
•Single Oak Leather Outsole
•Goodyear Welting
•Handmade in Massachusetts
•New Old Stock
In Excellent Condition
Come with accurate Brooks Bros box.

アウトソール全長29.5cm
最大幅 10.5cm
(僅かな誤差はご了承ください)


アイビー、プレッピーと言えばまず浮かぶ
アメリカン・トラディショナルの定番品
『Brooks Brothers』のタッセル・ローファー。

そして、このブルックスのタッセルは
実は当時オールデンが作っていたのは有名な話。

別注というよりも、あくまで「ブルックスブラザーズの靴」という(OEM生産)こともあり、オールデンネームが一切入らないところもなんだか硬派な感じで良いですね。
一昔前の雑誌などで紹介されるまでは、一部の靴好きを除いて「オールデン製」ということがあまり知られていませんでした。
他にもブルックスブラザーズの古いカジュアルシューズにはBass(バス)やWALKOVER(ウォークオーバー)、WOLVERINE(ウルヴァリン)で生産されていたものもあります。

1940年代ハリウッドで活躍した俳優ポール・ルーカス氏が、とある2軒の靴店に房飾り付きの靴を依頼したことが全ての始まり。その靴の履き心地に満足できず、再度ニューヨークとカリフォルニアの靴店にそれぞれ依頼します。その東西ふたつの靴店が生産を依頼したのが偶然にもALDEN社だったそう。

ALDENはこの依頼に対し、独創的なデザインのシューズを考案
誕生したのが1948年の出来事。

このタッセルローファーはその後アメリカ東海岸で大流行します。特に弁護士がスーツスタイルにも合わせて履いたことから、「弁護士」というイメージが定着していきます。アメリカでドレッシーさに磨きがかかっていったという点も興味深いですね。

そして、実はオールデン製の元祖タッセルローファーを定番シューズとして扱ったのが「ブルックスブラザーズ」だったのです。

ブルックスブラザーズこそがタッセルローファーの火付け役であり、タッセルローファーの元祖だという意見があるのには、こういった理由があるのかもしれません。(既製靴を広めたという点では一理あります)
それが定番として広まって理由には、やはりコインローファーよりもずっと大人びて見えたというのが大きかったのでしょう。

この『タッセル・ローファー』は
アメリカで生まれ、アメリカで発展していった靴なのです。

オリジナルのパターンに、ALDEN最古といわれる歴史あるアバディーンラストを組み合わせ、房飾りが際立つようミシンで縫われたクローンステッチモカシン。

タッセルローファーのヒール部分に施される「フォクシングステッチ」
これも、そもそもはBrooks Brothers のためだけに施された特別仕様。

50年代から今まで、デザイン変更することなく愛されてきた
唯一無二のデザインです。

そして、残念なことに
オールデンがブルックスブラザーズ向けに製造する、ブルックスネームのタッセルローファーは市場からその姿を消してしまいました。

『オリジナル』がもう手に入らなくなるということは
やはり少し寂しい気持ちがします。

ジーンズでいえばLevi’sの501
ポロシャツでいえばラコステのL1212
ボタンダウンシャツでいえば、ブルックスブラザーズのボタンダウン

そして、タッセルローファーでいえば
オールデンのタッセルローファーです。

シンプルで普遍的なデザインは国や人種を問わず汎用性の高い革靴として世界中で広く受け入れられていて、そのカッチリし過ぎないルックスも愛されてきた理由。どこか可愛らしさもあるルックスは女性からも人気が高くて、確かに、女性がローファーを履く姿には可愛らしさと自立した感じが両方あって、とても素敵だと思います。

もちろん、男性が履く場合でもオンオフ問わずに着用可能。
クラシックなスーツスタイルに合わせるならドレス・ダウン、品の良さと遊び心のある大人の余裕を演出できるはず。オフスタイルはいつもの普段着を、程よくドレス・アップするのに一役買ってくれます。ジーンズやチノパン、ワーク、カーゴパンツなど、とにかく何でもござれ。
トラッドなスタイルから、ごく普通のカジュアル用としてまで幅広くカバーできる汎用性の高さもこのモデルの魅力ではないでしょうか。

所謂、高級靴ではあるものの、デイリーユースする人が多いのもオールデンの特徴。大切なイベントや気合いを入れる日だけではなく、日常使いしたくなる靴であることも昔ながらのアメリカ製ならでは。手作業によって生み出される靴だから、なのかもしれません。

足へのフィット感も抜群で、履き始めこそ堅さを感じますが、一度馴染んでしまえば長時間歩行でも疲労を感じることなく歩くことが可能です。
素材のスウェード独特の上品なブラウン、柔らかなレザーの質感は履くのがもったいないほど！ソールもシングルレザーなので雨天時はちょっと滑りやすいですが、ソールも含めて上質な履き心地を堪能できるはず。

無着色レザーによるアウトソールは、武骨そのもので。ウェルトの出し縫いやヒールに打ち付けられた釘、ブルックスブラザーズのロゴの刻印など、アウトソールだけを見るとおよそローファーの靴底のようには到底思えません。まるで質実剛健なドレスシューズのような、しっかりとした作り込みには抜かりがありません。

ハンドメイドならではの温もりも感じられて
長く愛用できる、本当にいい靴。

シンプルで完成されたデザインと抜群の履き心地。

時を越える力を持つ靴を選ぶということは、
間違いの少ない靴選びの基本ではないでしょうか？

古き良き、アメリカの定番靴。
『ザ・スタンダード』
是非この機会にご検討ください。

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